2022
March

23

国家安全保障のための産業政策

効率、強靭性、革新への道筋

現在世界で起きている出来事は、強固な国防の必要性を露呈しています。ロシアのウクライナ侵攻、中国や北朝鮮の軍備増強は、平和のもろさや信頼できる抑止力の根拠を明確に示していると言えます。

2022年は、現在策定中の国家安全保障戦略や、年末に更新される防衛計画の大綱、中期防衛計画にとって重要な年となります。日本の防衛産業基盤(JDIB)は、より効率的で、より強靭で、より革新的となるよう大きな変貌を遂げる必要があるのです。

これらの防衛三文書の改定は、日本の安全保障に必要な新しい装備や能力を明らかにするものであり、ひいては日本の防衛産業基盤(JDIB)の役割の再検討が必要となります。これまでのJDIBは、国産システムや輸入システムなど国内向けのシステムの開発に限られた防衛計画の下で成り立っていました。

しかし、国内の総合的な産業基盤を維持することがますます困難になっている状況下において、JDIBは生産レベルを維持するために、国際的なパートナーと協力し、国内のニーズを満たすだけでなく国際市場に進出することが求められています。JDIB は、より強靭、効率的で、革新的な産業基盤へと変貌を遂げなければなりません。

今回のフォーラムに日本から登壇頂く2名は、日本政府に政策提言を作成・提出した研究会の主要メンバーであり、新しい安全保障環境において予想される課題に対応するため、今後のJDIBに期待する意味合いについて概説して頂きます。

また今回は、米国から防衛産業アナリストを迎え、近日発表される予定の米国の国家防衛戦略について、米国の視点から最新の展望を語っていただきます。

今回のフォーラムの内容は次回以降続く議論の土台となる予定です。今後、皆様にISIConnectプラットフォームに参加いただき、フォーラムで取り上げられたトピック関して議論を深めることを心よりお待ちしております。

Brought to you by BAE Systems, L3Harris, Lockheed Martin, and Raytheon Technologies.

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