Polar Star Space

ポーラスター・スペースは、北大発ベンチャーとして北海道大学、東北大学、滋賀医科大学の技術をベースに、農業や漁業、資源・エネルギー、防災といった分野におけるデータドリブンでの課題解決型サービスを提供することを目的として創設した事業会社です。

世界2000 億ドルの宇宙産業市場において、リモートセンシングの商用利用は今後拡大が予想される期待領域となっています。米国の衛星会社プラネットによる数百の超小型衛星を活用した全球日測の実現は、重厚長大な従来型衛星競争に対して、新たな衛星活用競争の扉が開かれたことを意味します。私たちは、衛星の商用活用に求められる「課題解決型」であり「オンデマンド」かつ「フレキシブル」な衛星観測を実現する独自戦略としてスーパーマルチカラーカメラを搭載した超小型衛星の複数運用を目指します。

私たちは、独自開発のスマホ分光器やドローン搭載型マルチスペクトルカメラによる独自計測手法を活用し、季節毎・状態毎のあらゆる方位・角度・太陽高度でのあらゆる農作物での高精度な双方向反射率分布(BRDF) スペクトルライブラリを構築します。この知見に基づき測定した対象のスペクトルから、病変の発見、施肥や農薬使用の最適化支援をはじめとした農業分野での価値提供を行います。

これにとどまらず、人口爆発や地球環境問題とも密接な大規模農業における収穫予測や自然災害予測、資源探査など超小型衛星が活躍する広範囲での高精度リモートセンシングの実現へと繋げてゆきます。

高精度BRDF スペクトルライブラリの実現は、あらゆる対象の状態把握に向けた強力な競争優位の源泉となり得ます。高精度リモートセンシングを世界に先駆けて実現し、地球規模の課題解決に寄与することが、ポーラスター・スペースの使命です。

WARPSPACE

ワープスペースは、同じく宇宙の通信を変革しようとしている事業者や研究者との共働、世界中の様々な分野の事業や産業との連携、そして各国政府機関や研究機関との協力を通じて、民間として世界初の衛星間光通信ネットワーク「WarpHub InterSat」の実現を目指すベンチャー企業です。このネットワークが実現すれば、衛星データを30分以内に取得することが可能となり、災害対策等の様々な分野で即応性を高められます。2025年頃に商用の1号機の打ち上げを予定しており、その後打ちあがる予定の数機を併せた衛星コンステレーションにより、高容量で即応性の高い人工衛星向け通信サービスの実現を目指しています。