ルディ・プリエム

NATO産業諮問グループ(NIAG)、レイセオン・テクノロジーズ社政府・NATOリレーションズ担当ディレクター

ルディは2020年4月3日、ブリュッセルのレイセオン・テクノロジーズ(RTX)ガバメント・リレーションズ・チームに参加した。彼は、防衛、安全保障、宇宙に関する事柄について、RTXの立場や関心事を欧州やNATOの政策決定者に伝える役割を担っている。また、欧州やNATOの政策決定やビジネスチャンスについて、RTXの事業部門を監視し、助言を行っている。


2010年から2020年にかけて、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)の航空宇宙事業とレイセオン社の合併に先立ち、ブリュッセルでUTCのEMEAおよびNATO政府関係担当ディレクターを務めた。そこでは欧州、中東、アフリカ、NATOの意思決定者に、防衛、安全保障、宇宙に関するUTCの立場や関心事を伝えてきた。また、UTCの事業部門(Pratt & Whitney、Collins Aerospace、Carrier Fire & Security)に対し、欧州、中東、アフリカ、NATOの政策決定やビジネスチャンスに関する監視や助言も行ってきた。


2010年にUTCに入社する前は、ベルギー空軍の将校として勤務した。軍歴の中では、主にオペレーションと買収のロジスティクスを担当。米国には2度滞在し、ユタ州のヒル空軍基地でF-16連絡将校として(1990-1994年)、ワシントンDCで防衛協力アタッシェ兼ベルギー軍補給事務所長(FMS DCS購入担当)(2005-2009年)として勤務。2005年から2009年まで、ワシントンDCの国防MOUアタッシェグループ(DMAG)のベルギー代表団長、外国調達グループ(FPG)の外国商業調達ワーキンググループ(FCPWG)の創設メンバー/初代議長を務める。2000年から2010年まで、ベルギー軍の指導者に対して、人事・買収関連の法的助言も行っていた。2010年、ベルギー空軍を中佐の階級で退役。


1984年ベルギー王立陸軍士官学校卒業、軍事・航空科学修士号取得。2000年には、公共・軍事行政の修士号を取得し、ベルギー国防長官賞とベルギー統合軍参謀本部同窓会賞の両方を最優秀学生として受賞した。また、2011年にパリで開催された欧州軍備担当者会議(SERA)コースと、2012年にバージニア大学ダーデンビジネススクールのUTC Emerging Leaders Program(ELP)コースの卒業生でもある。また、非戦闘地域での功労を称えられ、功労勲章を授与されています。NATO兵站コース(NATO Logistics School - Hamburg - Germany)、安全保障支援管理外国人購入者コース(Defense Institute for Security Assistance Management (DISAM) at Wright-Patterson Air Force Base - Ohio)、国連平和維持活動後方支援コース(UN Institute for Training and Research (UNITAR) - Dag Hammarskjeld Centre - New York)、米国商業契約基礎コース( Federal Publications Seminars - Washington DC)などの複数のコースを、ベルギーと海外で修了している。


2010年から2017年まで、ルディはNATO産業諮問グループ(NIAG)のベルギー代表部副代表を務め、2020年1月より、ルディはNIAGの議長を務めている。また、欧州航空宇宙・防衛産業協会(ASD)内の経済・法務・貿易(ELT)委員会のメンバーでもある。2015年11月から2022年1月まで、ルディは米国商工会議所対EU安全保障・防衛・宇宙委員会(AmCham EU SDC)の委員長を務めた。2018年、ルディは王立航空協会(RAeS)のフェローシップを授与され、2018年10月より、ルディはRAeS Learned Society Board(LSB)のメンバーとして活動している。


大西洋防衛技術・産業協力(TADIC)に関する2つのNIAG研究の共同議長を務め、総合的品質管理、パフォーマンス測定、米国輸出管理体制に関する複数のポジションペーパーや記事の著者または共著者でもある。ベルギー王立防衛高等研究所(RHID)、パリの国防高等研究院(IHEDN)、カリフォルニアの米海軍大学院(NPS)で、「NATOとEUの防衛取得政策」の客員講師を務めており、また、世界産業協力協会(GICA)の会議にも定期的に参加している。

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